―― 今回演じるキャラクターはどういったタイプの人間でしょうか?
亀島
まぁ山崎君からも言われてるんですけど、普通の家庭に生まれて、そんな貧乏でも裕福でもなく、わりとスクスク育った感じだなってのは思ってて。まぁ、不良でもなく、優等生でもないんで、でも決して品が悪くなっちゃうと嫌だなって思うのがあって。僕ちょっと気を抜くとすぐ下品な感じというか、柄が悪い感じになっちゃうので、そこは気をつけてやってます。
―― なるほど。今回の話には「半自伝的」という風に書いてありますが。つまりこれは主役の橘が山崎さんになると思うのですが、橘を演じていて、山崎さんっぽさを感じる所はありますか?
亀島 ありますあります。わかりますよ。まず一人称が「わたし」だとか。この俺等の世代で、一人称「わたし」って使う人なかなかいなくて、まずその一人称「わたし」っていう時点である程度のキャラクター作りというかは決まってくるなという。その作ったものがきっと山崎君に近いことになるんだろうなと。
――
普通は役作りっていうと、架空の人物を想像で演じることになるじゃないですか。でも今回は全部とは言わずともある程度山崎さんを見て、こういう人間を真似する、みたいなことになるんですかね?それとも、物語ではあるからその中にさらに自分の想像を加えるのか。そこのところはどうなんでしょうか?
亀島 そうですね。多分、全部だと思うんですけど。自分の引き出しって言うのもあって、山崎君という人物がモデルになって出来たキャラクターっていうことと、あとストーリーっていうのも兼ね合わせて、その一番良い設置案というか、良いバランスの橘っていうのを出したいなと。
―― 今日、場当たり(リハーサル)を見せていただいて思ったことがありまして、音楽を担当してるバンドから迫力があって、そうなると、舞台を見る人からしたら演技と音楽っていう二つのものがあって、ある種、それらの闘いのようにも捉えられるのですが、そういった点において演技をしている時にはどういう気持ちでいるんでしょうか。
亀島 それも場所場所だと思うんですけど。ここは芝居の場所とか、ここは音楽見て欲しいとことかで、それをそれぞれが意識して、山崎君も含めそうやって考えてくといいんじゃないかなって思いますね。
―― で、そういうバンドが出るっていう点も関係しているのが、今回「似非ミュージカル」という凄く気になる言葉が使われていますが、この言葉に関しては亀島さんとしてはどういう風に捉えていますか?
亀島 なんだろうな、こういうもんですっていうのを言い切らないっていうか。きっと山崎君は新しい所を探ってるんだろうなと。新しいカテゴリを。
― 今回「春、さようならは言わない」を見る人たちに何か見所などありましたらお教えください。
亀島 見所は全部っちゃ全部なんですけど(笑)今までドラマとか映画とかしか触れてない人でも見て楽しめる物になったと思うんで、気兼ねなく来て欲しいと思います。
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