西村慎太郎 役 / 渡邉圭介 インタビュー


―― 今回演じるキャラクターはどういったタイプの人間でしょうか?

渡邉 うーんと。・・・。設定というか、環境が僕と(西村は)そうとう、真逆とは言わないけど、大分違う人なので。

―― あんまり自分と似てるなっていう部分があるわけではないと。

渡邉 でも絶対に自分にまったくないわけではないので、自分にある西村君的な側面をものすごく拡大解釈して、それを全面に押し出すっていう風にはしてます。

―― じゃあ共感というよりは、この人だったこうするんだろうなぁという想像でやっているんですね。

渡邉 そういうことの方が多いね。あと、伊豆に皆で行った時に「ここは誰ん家」「ここは誰ん家」みたいなのを探してたときに、ちょうど良い西村君家っぽいのがあって、すごくイメージは膨らんだ。

―― 逆に、役柄に対してこれは共感できないなぁっていう所とかもあったりするんですか?

渡邉 めちゃめちゃ共感出来ないことってそんなになくて、っていうかあってもなんとか理由つけて「あぁ、でもわかるな」って。ナチュラルな人間だし、そうしないと多分西村君が出なくなっちゃう。




―― では、今回目立つ「似非ミュージカル」っていう言葉を渡邉さん自身はどう捉えているかというのを教えていただけますか?

渡邉 僕は、山崎の完全な照れ隠しだと思ってます。その一言に尽きる気が。ミュージカル然とした、ミュージカルってお芝居やってるところもミュージカルだったりするんだろうけど、そういうとこで無かったり、歌も歌って踊ってっていう感じではないからかなってのもあるけど、でもやっぱり結局は山崎の照れ隠しだと思ってます。



―― これまでなんども江古田のガールズの舞台に出られてますが、今回の現場の様子はどうですか?

渡邉 俺個人としては山崎とは5回目くらい?5回目くらいだと思うんだけど。良い環境で。もちろん、始める前に思ったことがあったら言おうと。山崎も俺に言うし、俺も山崎に言うし。それはただ一つ条件として、2人っきりのとき。なんだろな、正しい発言をするにしてもねぇ、場所と時間とかを選ばないといけないわけで、言やぁ良いってもんじゃねぇしね。だから、思ったことがあったら山崎も言うし、それも山崎なりの理由があるから、良いことも悪いことも。だからすごく山崎との関係も今回が一番良い。うん、すごく良い関係性で出来てるから。

―― 環境は整っていて、あとはとにかく面白い方向へどう進むかっていうことだけだっていうことですよね。

渡邉 いやまぁ、ってか2人の関係性もそこでしかないんだけどね。全然俺山崎好きだし仲いいけど。なんだろね。そんな遊び行ったりとかしないからね。映画見に行こうとか。まぁあいつがそういう人間じゃないけど。

―― チームとして、一つの目標に向かっていると。

渡邉 まぁ、誰とやってもそうなんだろうけど。でもなんかあいつとは長くやってても結局どう面白くしよう、っていうことになる。でもどうだろう、俺もすぐサボっちゃうし。怠け者だから。

―― でもそれは周りの人のモチベーションの高さを見てると反省するときとかもあったりしますか?

渡邉 そんなん毎日反省してますよ。



――  今回初めてみる演劇が「春、さようならは言わない」になる人もいると思うんですが、そういう人たちに演劇の楽しみ方みたいなものを伝えるとしたらなにかありますか?

渡邉 今回は小劇場って言う規模にも関わらず、オーケストラが入るんですよ。ちゃんとした人たちが来てくれて生演奏してくれるんで、それは素敵だと思います。だから逆に俺等もそれに負けないくらい、というか、それに合わせるくらい歌を歌えなきゃいけないから、すごく大変なんですけど、でもそういうとことかがいいんじゃないでしょうか。あと、亀ちゃん(亀島一徳)がとにかく亀ちゃんが素敵です。

――  かなり関わっている人数も多いし力が入っていますよね。

渡邉 人がどんどん増えて行ってて、毎公演毎公演、関わる人と手伝ってくれる人が増えてて。まぁそれも全部山崎がなせる人徳だなと思います。ただそれに尽きるなと。


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